50代で営業職に転職した人の体験談|未経験からの挑戦

営業職への転職を考える50代のあなたへ。
「未経験で営業なんて無理じゃないか」
「今さら挑戦しても手遅れなのでは」
――そんな不安を抱えているなら、この記事がきっと役に立ちます。

こんにちは。“ジョー”は元採用面接官。これまで100人以上の営業志望者と本気で向き合ってきました。
本記事では、50代・未経験から営業職に転職した人のリアルな体験談をもとに、「何が決め手になったのか」「どんな準備をしていたのか」を具体的に解説します。
この記事を読むメリット
- 採用された50代に共通する考え方と行動がわかる
- 面接で何を伝えるべきかが明確になる
- 今の不安を乗り越えるためのヒントが得られる
「営業しか道が残っていない」――そんな想いを抱えた方にこそ読んでほしい内容です。ぜひ最後までご覧ください。
1️⃣なぜ50代未経験でも営業職に挑戦できるのか

「50代未経験で営業に挑戦するなんて、無謀だ」そう感じるのは、あなただけではありません。
でも実際には、採用されて働いている50代の未経験者は、現場に確かに存在しています。
なぜ今、そんな採用が増えているのか――その理由を3つに分けて解説します。
「50代での転職活動を経験した人のうち、約30%が“異業種・未経験分野”に挑戦しているという結果が出ています。」出典:マイナビ転職「転職活動に関するアンケート(2025年版)
・人手不足と高齢化が背景にある
営業職は、慢性的な人手不足が続いている業界です。特に地方や中小企業では、若手の採用が難しく、即戦力より“安定して働いてくれる人材”が求められています。
50代という年齢は、昔であれば「引退が近い」と見られていたかもしれません。しかし今は違います。
60代まで働くのが当たり前になった今、
として見られるケースが増えています。
「60歳以上まで働くことを希望する人は増加傾向にあり、企業側も高年齢者の雇用に前向きな姿勢を強めています。」出典:厚生労働省「高年齢者雇用状況等報告(令和5年)
・経験より“人柄”を重視する企業の声
営業において一番重要なのは、「話が上手い」ことでも「実績がある」ことでもありません。
実は、
「素直に学べること」「誠実な姿勢」「人に興味を持てること」
の方が、未経験者には大きく評価されます。
企業側も、「若くて勢いだけある人より、落ち着きと覚悟のある50代を採りたい」という声を上げ始めています。
“人生経験が営業に活きる”という考え方が、採用現場に根づいてきているのです。
・50代だからこその強みとは
50代であることは、決してデメリットばかりではありません。
むしろ、「家庭を持ち、責任感がある」「安定して働き続けたい意志が強い」「若い営業マンにない視点や落ち着きがある」など、仕事に対する“本気度”がにじみ出る年代でもあります。

営業というのは、人の人生に深く入り込む仕事です。だからこそ、年齢はむしろ“強み”になります。若い頃には出せない“安心感”を、50代のあなたなら自然と伝えられるはずです。
2️⃣実際の体験談|50代未経験から営業職へ

ここでは、実際に52歳で未経験から営業職に転職した男性の実話をもとに、どのように転職を成功させたのか、その過程と気づきを紹介します。
✅転職前の状況と決断の背景
彼は、地方で夜間の工場勤務の非正規社員として長年働いてきました。家族は妻と子ども2人(大学・高校)。
「このままじゃ学費も老後も足りない」と悩んでいた頃、ふと
と思いついたといいます。
当初は「未経験」「50代」という年齢の壁に自信を持てず、「今さら無理だろう」と何度も諦めかけました。
しかし、求人サイトで「未経験歓迎」「年齢不問」の文字を見つけた瞬間、背中を押されたと語っています。
✅面接で話したこと・意識したこと
彼が応募したのは、地域密着型のリフォーム営業会社。
履歴書には、「非正規雇用でも仕事を投げ出したことは一度もない」ことや、「人との信頼関係を築くのが得意」なことを丁寧に書きました。
面接では、過去の職務経験よりも、「今なぜ営業をやりたいのか」「どうしても働きたい理由」を熱意を込めて話したそうです。

この年齢になると、取り繕った志望動機よりも“本音”が一番伝わります。正直に語ることこそ、50代が信頼されるポイントなんです。
また、「経験がないことは自覚しているので、素直に教えてもらいながら力をつけていきたい」という言葉が、採用の決め手になったと言われたそうです。
✅入社後のリアルな現場
最初は電話対応や名刺交換からのスタートでしたが、持ち前の真面目さと丁寧な対応で、徐々にリフォーム案件を任されるように。
最初の契約は入社2ヶ月目、70代の一人暮らしの女性からの依頼でした。
「“あなたなら安心して任せられる”って言われたとき、涙が出そうでした」と本人。
✅転職して気づいた“本当の価値”
彼が語ったのは、
「若くはない自分にも、求めてくれる場所があることが一番嬉しかった」
という実感。
営業という仕事は、「話術」や「スキル」よりも“誠実に向き合う力”が評価される場面が多く、年齢を重ねた自分にとって「向いていた」のだと感じているそうです。
3️⃣体験談から学べる3つの成功ポイント

50代・未経験から営業職に転職するのは簡単なことではありません。
しかし実際に内定を勝ち取った人の話からは、共通している“姿勢”や“考え方”が見えてきます。
ここでは、先ほどの体験談から浮かび上がった3つのポイントを紹介します。
・素直に学ぶ姿勢が信頼を生む
50代で未経験――この時点で、技術や実績で勝負するのは難しい。
だからこそ採用側が見ているのは、「この人は、教えたことを吸収してくれるか」「年下の上司にも敬意をもって接してくれるか」といった“素直さ”です。
実際、面接の場で「知らないことを学び直す気持ちはありますか?」という質問に対して、「全部一から教えてください」と答えたことが、評価された決め手になったといいます。

経験がないことを隠さなくていいんです。それより、「学ぶ姿勢があるかどうか」を、俺たちは見ています。
・“年齢相応の落ち着き”が武器になる
営業の現場では、相手の話を落ち着いて聞ける人間のほうが、結果的に信頼を得やすい。若手にはない、余裕・気配り・沈黙を怖がらない姿勢は、50代の大きな武器です。
特に住宅や保険など「高額商品」を扱う営業では、“この人なら任せられそうだ”と思わせる空気感こそが、成果につながります。
これは経験ではなく、年齢を重ねたからこそ備わった“雰囲気”とも言えるものです。
・生活の背景が覚悟をつくる
20代30代にはない、50代の強み――それは「背負っているものがあること」です。
家族、教育費、住宅ローン、自分の老後。
という状況が、かえって強い意志を生みます。
その覚悟は、言葉よりも態度や目つきに出ます。
そして、それが面接官や上司に伝わったとき、「この人は信じられる」と判断されるのです。
採用された50代未経験者の共通ポイント一覧
ポイント | 内容 | 面接官の評価視点 |
---|---|---|
素直さ | 指導を受け入れる姿勢 | チームへのなじみやすさ |
落ち着き | 話し方・聞き方の安定感 | 顧客対応への安心感 |
覚悟 | 家庭や生活を背負った本気度 | 継続意欲と信頼感 |
営業未経験であっても、「人として信頼できるか」「一緒に働きたいと思えるか」が採用の分かれ目。
年齢を理由に諦める必要はありません。むしろ、50代だからこそ備えている“武器”を活かすことが、転職成功の鍵になります。
4️⃣未経験の50代が営業職に就くためにできる準備

「挑戦したい」と思っても、何をすればいいのか分からない――そんな状態のまま応募しても、うまくいかないのが現実です。
50代・未経験から営業職を目指すなら、“やるべき準備”を、やる順番で整理しておくことが大切です。
・自分の「武器」と「穴」を整理する
まずやるべきは、「自分が営業で活かせること」と「足りないこと」を棚卸しすることです。
たとえば
- 武器:年齢による落ち着き、生活経験、人との距離感のうまさ
- 穴:営業知識、提案スキル、業界理解、ITリテラシーなど
この整理ができていないまま動くと、面接で何を聞かれても“根拠のないやる気”しか伝えられません。
50代に求められるのは、“冷静な自己理解”です。

「自分にできること」「補うべきこと」を言葉で説明できるかどうか――それが信用に変わります。
・最低限の営業知識をインプットしておく
たとえば営業の種類(ルート/新規開拓)、契約の流れ、商品提案の考え方など、基礎的な理解だけでもしておくだけで、面接での会話の質がまったく変わってきます。
今はYouTubeや無料の解説記事でも基本は学べます。
50代が面接で聞かれやすい質問リストと意図
質問内容 | 面接官の意図 | 準備すべき答え方 |
---|---|---|
なぜ今、営業職を? | 本気度と背景の明確さ | 個人の事情+学ぶ姿勢 |
年齢への不安は? | 継続力・体力への見極め | 客観的な自己認識 |
・応募は“自力”にこだわらず、エージェントを使う
50代・未経験の書類が通りにくいのは、正直な話、事実です。
だからこそ、営業職に強い転職エージェントを活用して、“紹介”の形で企業と接点を持つ方が、スタートラインに立ちやすくなります。
自分で求人を見て迷うより、
をサポートしてくれるプロに相談するほうが、選択ミスも減ります。
「50代」は、準備で差がつく
50代だからこそ、行き当たりばったりではなく「狙って準備する」ことが大切です。
自分の強みと弱みを把握し、最低限の知識を持ち、信頼できるサポートを味方につける――
その積み重ねが、「採用される50代」をつくっていきます。
5️⃣まとめ|50代未経験から営業職に挑戦するあなたへ

・「できるかどうか」ではなく、「やるかどうか」
営業職への転職を目指す50代の方にとって、一番の壁は“年齢”ではなく、“行動できるかどうか”です。
体験談から見えてきたように、
- 素直に学ぶ姿勢
- 年齢相応の落ち着き
- 背負うものへの覚悟
これらは、若手にはない“あなただけの武器”です。
営業職に必要なのは、スキルやテクニックよりも「信頼できる人かどうか」。その意味で、50代こそが評価される場面は確実に増えています。

最初から完璧じゃなくていいんです。大事なのは、「やってみたい」と伝える勇気。それだけで、チャンスは生まれますよ。
👉転職活動を始める前に、現実と希望をしっかり整理したい方へ
