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40代で事務職から営業職へ|転職成功に必要な準備と心構え

営業職に挑戦する40代男性ビジネスマンのイメージ写真
sawamurakazuya41@gmail.com

「ずっと事務だった自分が、営業なんてできるのか?」

――そんな不安を抱えている40代のあなたへ。

ジョー
ジョー

こんにちは。“ジョー”は元採用面接官。これまで
100人以上の営業志望者と本気で向き合ってきました。

こちらの記事では、40代で事務職から営業職に挑戦する人が押さえておくべき「考え方」と「準備のコツ」をお伝えします。

この記事を読むと…

  • 事務職と営業職の“違いと共通点”がわかる
  • 営業職に求められる「考え方」が整理できる
  • 今の自分にできる準備が明確になる

「営業に向いてないかも…」と思っている人ほど読んでほしい内容です。

1️⃣なぜ今、事務職から営業を目指す40代が増えているのか

勢いよく踏み出すスーツ姿の40代男性のイメージ写真|転職への第一歩を象徴するシーン

かつて営業職といえば「体育会系」「押し売り」「若い人向け」といったイメージを持つ人も多かったかもしれません。

しかし現在、40代であっても事務職から営業職に転職を目指す人が増えています。

その背景には、時代の変化と「稼ぐ力」への現実的な欲求があります。

・営業職は“未経験歓迎”が当たり前の時代に

今の営業職は、未経験からのスタートを前提にしている求人が数多く存在します。

実際に大手転職サイトでも「営業職×未経験歓迎」で検索すると、常時1万件以上の求人がヒットすることも珍しくありません。

その理由のひとつは、営業人材の不足

実際、DODAでは営業職×未経験歓迎の求人が5,000件以上
マイナビ転職でも「営業 40代」で多数の求人がヒットしています。
年齢や職歴よりも「これからどう働くか」が重視されている証拠です。

▶ 営業職 未経験歓迎の求人を見る(DODA)

▶ 営業 40代の求人を見る(マイナビ転職)

人と接することにハードルを感じる人が増え、営業職を選ぶ人が減ったことで、企業側は「経験より人柄」重視にシフトしているのです。

ジョー
ジョー

未経験だからこそ、固定観念に縛られずに学べる人は現場で伸びやすいです。40代でも、素直に吸収できる人は営業で活躍しています。

・収入を増やしたい40代にとって「営業」は現実的な選択肢

事務職は安定感こそあるものの、収入面では頭打ちを感じやすい職種でもあります。

一方で営業職は、成果に応じて報酬が伸びる世界

特に40代になり、「子どもの教育費がかかる」「老後資金に不安がある」といった理由で収入アップを望む人にとって、営業職は魅力的な道です。

もちろん簡単な道ではありませんが、「自分の力で稼ぐ」ことを現実にできる職種として、40代からの挑戦者が増えているのは必然といえるでしょう。

2️⃣事務職と営業職の違いと共通点を理解する

仕事をテーマにした小物とメガネのイメージ写真|転職やキャリアを見つめ直す視点を表現

営業職と事務職は、見た目も求められる役割もまったく違う仕事に思えます。

しかし、実際には「活かせる部分」も多く、完全な別世界というわけではありません

この章では、両者の違いと、40代の事務職経験者が営業で活躍できる要素を整理します。

・働き方の違い|内勤と外勤、それぞれの役割

事務職は、社内での業務を中心に、ミスなく正確に処理する仕事。「言われたことを、きちんと遂行する」という姿勢が評価されます。

一方、

営業職は、外に出て人と接しながら、「自分から行動し、価値を届ける」仕事です。

受け身ではなく、自ら関係性を築き、提案し、結果を出す姿勢が求められます。

・必要とされるスキルの違い|正確性と対話力

事務では「ミスをしないこと」が最優先されます。そのため、慎重で丁寧な人が向いている傾向があります。

一方、営業では「相手の話を聞く力」「信頼を得る力」が重要視されます。

つまり、人との対話の中でニーズをつかみ、提案につなげるスキルが武器になります。

ジョー
ジョー

「口がうまいかどうか」より、「相手の立場に立って考えられるか」。それが営業で大事なことなのです。

・実は営業に活かせる「事務職ならではの強み」もある

事務職と営業職はまったく違う仕事に思えるかもしれませんが、実際は活かせるスキルも多くあります。下記の表でその違いと共通点を比較してみましょう。

項目事務職で重視される力営業職で求められる力
対応姿勢正確で丁寧な処理相手に寄り添った柔軟な対応
コミュニケーション報連相・社内調整中心ヒアリング・提案・信頼構築
成果の評価軸ミスの少なさ、納期厳守数字(件数・受注額)や行動量
主な業務内容書類作成、スケジュール管理商談、提案活動、顧客対応
活かせる強み調整力、資料作成、業務の段取り力段取り力、説明力、冷静な対応力

事務経験者は、以下のようなスキルを自然と持っています。

  • 社内調整力(スケジュールや段取り管理)
  • 資料作成力(相手に伝わる書類・説明のまとめ方)
  • 締切やタスクへの責任感

これらは、営業現場でも即戦力になる要素です。

たとえば提案資料の作成、訪問先とのやり取り、社内との連携など、事務経験者ならではのきめ細やかさが活かせる場面は多くあります。

3️⃣40代が営業職に挑むために必要な“心構え”とは

営業職への転職に向けて意気込むビジネスマンのイメージ写真|挑戦への意欲と行動を表現

営業職は、単に“話がうまい人”や“押しの強い人”だけが活躍できる世界ではありません。

特に40代からの挑戦で大切なのは、「完璧さ」や「即結果」を求めすぎず、継続して学ぶ姿勢です。

・完璧を目指すより「まずやってみる」

事務職経験が長い人ほど、「正確さ」や「ミスしないこと」を重視してきた傾向があります。
しかし営業では、動いてみないとわからないことのほうが多いのが実情です。

資料を完璧に整えるより、まずは一歩踏み出して相手に会いに行く。
たとえ最初の提案が不完全でも、対話の中で軌道修正できることも多いのです。

ジョー
ジョー

営業というのは「正解を持ってから動く」のではなく、「動きながら正解を探す」仕事なのです。

・ミスや数字に向き合える人が成長する

営業では、どうしても「数字」で結果が見られます。
この数字に苦手意識を持つ人も多いですが、

数字=評価ではなく、改善のヒント

と考えるのがポイントです。

たとえば訪問件数が足りなければ動きを見直す、受注率が低ければ提案の内容を見直す。
こうした“数字との対話”ができる人は、40代からでも確実に伸びていきます。

4️⃣事務職出身者が押さえておきたい営業準備の3ステップ

転職準備のステップを示す図と文具のイメージ写真|40代が営業職に挑むための行動手順を表現

営業職への転職は、「勢い」だけでうまくいくものではありません。
特に40代で事務職からの転身を目指す場合、あらかじめ押さえておくべき“3つの準備”があります。
どれも難しいことではなく、やるべき順に進めれば誰でも実行できます。

① 営業職の情報を集める(仕事内容/向き不向き)

まずは営業職とはどんな仕事か、自分に向いているかを冷静に把握することが第一歩です。
ネットの求人情報だけでなく、営業経験者の体験談やブログ、YouTubeなども参考にして、以下のような視点で情報を集めましょう。

3つの視点

法人営業か個人営業か

ノルマやインセンティブの有無

飛び込み型か紹介型か

向き不向きは「自信の有無」で決めるものではありません。
「やってみたいかどうか」で考える方が、判断を誤りません。

② 自己PRの見直し(「人の役に立つ力」に焦点を)

事務職での経験は、そのまま営業の武器になります。
たとえば「社内調整」「丁寧な対応」「信頼を得る姿勢」などは、どれも営業職で評価される要素です。

履歴書や面接では、「営業経験がない」ことを補おうとするのではなく、
「人のために行動してきた実績がある」ことを伝えるほうが、信頼を得やすくなります。

ジョー
ジョー

営業経験がないから不利だ、なんて思わなくていい。
“誰かのために動ける力”は、営業の世界でも一番大事にされるんだ

③ サポートしてくれる転職サービスの活用

40代で営業未経験となると、ひとりでの転職活動には限界があります。
営業職に特化した転職エージェントを活用すれば、以下のようなサポートが受けられます。

自分に合った求人の選定

応募書類の添削や面接対策

未経験に理解のある企業の紹介

特に「自分の強みをどう言語化すればいいか分からない」という人は、第三者の視点を借りるのが近道です。


営業職準備ステップの流れ

営業職の情報収集(仕事・相性を知る)
自己PRを営業向けに再構成する
転職サービスに登録して動き出す

5️⃣ジョーが見てきた「事務→営業」転職者のリアルな成功パターン

転職活動の成功をイメージさせるハイタッチをする木製人形の写真|努力の成果と達成感を表現

「事務職しかやってこなかった自分に、営業なんて無理だ」

そんなふうに思い込んでいた人が、実は現場ではしっかり活躍しています。

ここでは、ジョー自身が面接・現場で接してきた40代の転職者の中から、実際に成功していった人たちの共通点を紹介します。

面接現場で印象に残った人の特徴

印象に残る人には、特別なスキルや資格があるわけではありません。
むしろ共通していたのは、「誠実に、前向きに、今ある自分で勝負しようとしていたこと」です。

ある40代の男性は、15年事務職を続けたあと初めて営業に応募。

面接では

「自分にできることは限られているかもしれませんが、人の話をよく聞いて、丁寧に応対することは続けてきました」

と語っていました。

その姿勢が高く評価され、採用につながりました。

成功した人に共通する「行動力と謙虚さ」

「経験がないからこそ、行動するしかない」

そう腹をくくった人は、面接後の動きが早く、研修や現場でも吸収力が高いです。

また、「教えてもらう姿勢」がある人ほど、先輩や上司からもサポートを受けやすく、結果的に早く戦力化されていきます。

“営業向き”とは、性格よりも姿勢で決まる──これは現場を見てきたジョーの実感です。

ジョー
ジョー

素直に「やってみます」と言える人は、どの職場でも強い。経験じゃなく、姿勢が評価されるんだ。

「事務経験は弱みではなく“武器”になる」実例紹介

成功者に共通していたのは、「自分の事務経験を否定していなかった」ことです。
たとえば、

顧客対応のメールを丁寧に書いてきた

チーム内の納期調整をしてきた

電話応対で印象に気を配っていた

こうした積み重ねは、そのまま営業現場で活かされます

実際にジョーが面接や現場で見てきた「事務職出身の営業転職者」の中には、こんな人たちがいます。
特別なスキルがあったわけではなく、“事務職として培ってきた姿勢”が評価された事例です。

年齢前職営業職の種類面接で評価された点転職後の変化
43歳一般事務(メーカー)法人営業丁寧な応対力と誠実な話し方月収+7万円、初受注2週間
41歳医療事務個人営業人の話を聞く姿勢と礼儀正しさ正社員雇用、家族手当あり
45歳営業事務(商社)内勤営業調整力と資料作成力の高さ業務効率UPで昇進候補に

6️⃣まとめ|40代事務職出身者が営業に転職するために大切なこと

転職を成功させてガッツポーズをするスーツ姿の男性|目標達成の喜びと達成感を表現した写真

・営業職は“地頭”より“人との向き合い方”が問われる

営業職に求められるのは、特別なスキルでも頭の良さでもありません。実際に活躍している人たちの共通点は、相手の話をしっかり聞き、誠実に向き合う姿勢です。

事務職として培ってきた「正確さ」や「段取り力」、「社内調整力」は、営業職にとっても十分な武器になります。

あとは、現場に飛び込むほんの少しの勇気だけです。

ジョー
ジョー

準備ができているかではありません。行くと決めたかどうかです。あなたの経験は、きちんと活かせます。

未経験から採用される人の特徴を、現場目線で具体的に知りたい方へ。

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